FIN/SUM2025にて「量子コンピュータによるサイバーセキュリティ脅威の到来」と題したシンポジウムを開催
2025年3月4日から3月7日に開催される「FIN/SUM 2025」(主催:日本経済新聞社、金融庁)において、「量子コンピュータによるサイバーセキュリティ脅威の到来」と題したシンポジウムを開催いたします。
■ シンポジウム概要
量子コンピュータの開発が一段と進み、早ければ5 年後にも暗号技術を現実的な時間で突破しうる、と言われています。既に「現時点では暗号化された情報を収集・保存しておき、後で解読を試みる」攻撃(Harvest Now, Decrypt Later: HNDL 攻撃)が行われていると言われており、この脅威が将来のものではなく、今そこにあることを意味しています。
金融機関の情報システムにおいて、暗号技術は極めて重要です。量子コンピュータを利用したハッキングの脅威に対して、システムの棚卸を行い、必要な対策を実行するには、長い時間と多大なコストを要します。すぐに対策に取り組まねばなりません。
昨年11 月26 日に金融庁から「預金取扱金融機関の耐量子計算機暗号への対応に関する検討会報告書」が公表されました。この報告書を中心に、金融機関の経営層および技術担当者に量子コンピュータによる脅威を正しく認識し、直ちに対応計画を策定・実行していただくことを意図し、本シンポジウムを企画しました。
■開催概要
タイトル:「量子コンピュータによるサイバーセキュリティ脅威の到来」
日時 :2025年3月5日(水) 15:50~16:40
会場 :丸ビルホール(丸ビル7 階) HALL-A
■登壇予定者
<パネリスト>
・屋敷 利紀様 金融庁 総合政策局⾧
・河原 淳平様 元警察庁サイバー警察局⾧ リーテックス株式会社特別顧問
・蔵本 雄一様 日本IBM 株式会社 理事/パートナー
・河津 拓哉 リーテックス株式会社 執行役員CTO
<モデレーター>
・小倉 隆志 リーテックス株式会社 代表取締役社⾧ 武蔵野大学 法学部 客員教授
■FIN/SUM 2025について
「FIN/SUM 2025」は、日本経済新聞社と金融庁が主催する、日本最大級のフィンテックカンファレンスです。今年は「真のマネタイズに挑む、次世代フィンテック」をテーマに、最新の金融技術に関する議論が行われます。